世界にフクロウの仲間は約220種類いて、そのうち日本では12種類が観察されています。円盤の形の顔は、集音器の役目をしています。耳がついているものは一般的にミミズクで、ついていないものはフクロウと呼ばれます。北海道にはアイヌが昔から狩猟の神と称えている日本最大のシマフクロウが住んでいます。またハリーポッターで手紙を運んでくる役を演じていたシロフクロウも冬鳥としてまれにやってきます。ヨーロッパでは昔から学問の神としてあがめられ、日本ではその名にちなんで「不苦労、福郎」などと呼んで縁起のよい鳥とされています。メスのほうがオスよりも大きく、樹洞に巣を作るものが多く、動物、鳥、魚、昆虫などを餌にしています。夜行性のものが大半ですが、昼行性のものも少数います。眼の感度は人間の100倍といわれています。